- 学校の英語教育
- 英会話
ALTだけでは足りない?英語スピーキング指導の課題と改善の方向性2026.05.01
英語教育において、ALT(外国語指導助手)の活用は広く行われています。
- ネイティブの発音に触れられる
- 英語でのやり取りの機会が増える
といった点で、非常に重要な役割を担っています。
一方で現場からは、
- 「ALTがいてもスピーキング力が伸びにくい」
- 「活動が一時的で終わってしまう」
といった声も聞かれます。
本記事では、ALT活用の現状を整理しながら、
スピーキング指導における課題と改善の方向性を考えます。
課題①:授業時間内での関与が限定的
ALTは
- 配置時間が限られている
- 毎回の授業に関われるとは限らない
そのため継続的なトレーニング設計が難しい
課題②:個別最適化が難しい
クラス全体での活動が中心となるため
- 発話量に個人差が出る
- 苦手な生徒ほど話さない
という状況が生まれやすくなります。
課題③:フィードバックの量と質
スピーキング上達には「即時フィードバック」と「反復」が不可欠です。
しかし
- 時間制約
- 人数制約
により、十分なフィードバックが行き届かないケースもあります。
課題④:活動が“イベント化”しやすい
ALTとの授業は
- 楽しい
- 盛り上がる
一方で 継続的なトレーニングになりにくい という傾向があります。
課題⑤:授業外との接続が弱い
授業で行った活動が日常的な練習に繋がらないという点も課題として見られます。
ALTの役割をどう捉えるか
重要なのは英語クラスデザインの整理です。
ALTは「きっかけ」や「実践の場」として非常に価値があります。
ただし「継続トレーニングの担い手」としては役割が異なるという整理が必要です。
改善の方向性
● 役割の分離
- 授業(ALT含む):実践・動機付け
- トレーニング:継続的な練習
● 発話機会の継続化
スピーキングは「回数」と「習慣」が鍵
● フィードバックの仕組み化
- 個別対応
- 継続的な修正
現場で見られる取り組み
近年では
- オンライン英会話
- 外部トレーニング
を組み合わせることで、授業外での発話機会を補うケースも増えています。
導入時に重要なポイント
単に導入するだけではなく、
- 授業内容との連動
- 学習目標の明確化
- 継続管理
が求められます。
参考情報
スピーキング指導の設計例については以下も参考になります
https://world-wingstar.jp/school
ALTは英語教育において重要な役割を担っています。
一方で、
- 時間
- 人数
- 継続性
といった制約により、スピーキング力の定着には追加の仕組みが必要
となります。
関連記事
・英語授業で話せるようにならない原因とは?現場教師が感じる課題
・高校英語でスピーキング力が伸びない理由と改善に向けた課題
・あと1000時間の学習と練習が必要









