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何故北欧の人達は身長が高いか? 赤道直下の島嶼国はお太りのお方が多いのか?2025.08.15

私はは考えた。 それは地球の自転に関係があると思う。 赤道直下は地球の自転により遠心力で重力が軽減される。 したがって、思い体重でも支えられる。反して北極圏に近い北欧の人々は遠心力の影響を受けないため体重が増え負荷がかかる。
このことから横に育たない分、縦に育つ。

この持論どう思いますか?

そこでChatGTPに問うてみた。 あっさり否定されました。
すでにいくつかの論文があり、以下の回答を得ました。

ChatGTPの答え

結論から言うと
「地球の自転による遠心力の差が北欧の人の高身長や赤道直下の肥満傾向を生む」という説は、科学的には支持されていません
理由と、実際に研究でわかっていることを整理します。


1. 遠心力の差はごくわずか

  • 赤道での遠心力による「重力軽減」は、北極に比べて**約0.3%**程度です。

    • 北極:重力加速度 約9.832 m/s²

    • 赤道:重力加速度 約9.780 m/s²

    • 差:約0.052 m/s²(体重60kgなら約160g軽くなる程度)

  • この程度の差では、骨格や体型に顕著な進化的影響はほとんどありません。


2. 身長差の主因(北欧が高身長な理由)

研究によると、北欧人の平均身長が高いのは主に以下の要因です。

  1. 遺伝的要因

    • 北欧人は長身をもたらす遺伝子変異(例:IGF1経路に関与するもの)が比較的高頻度で存在。

  2. 栄養状態の良さ

    • 歴史的に乳製品・肉・魚が豊富、タンパク質とカルシウム摂取が多い。

  3. 医療・衛生環境の改善

    • 20世紀以降、子どもの発育環境が大きく向上。


3. 赤道付近の肥満傾向の理由

暑い島嶼国(例:ポリネシア)で肥満が多い理由は、
生物学・文化・歴史的背景が複合的に絡んでいます。

  1. 「節約遺伝子仮説」(Thrifty gene hypothesis)

    • 航海民だった先祖は飢餓に強い遺伝子型を持ち、少しのエネルギーで太りやすくなった。

  2. 近代食文化の変化

    • 輸入加工食品(砂糖・油・精製炭水化物)の急増。

  3. 都市化と運動不足

    • 伝統的な漁業・農業からデスクワークや車移動中心に変化。

  4. 気候と活動量

    • 高温多湿だと屋外運動が減る傾向。


4. 論文・参考文献

  • 身長と遺伝・栄養

    • Grasgruber, P. et al. (2014). The role of nutrition and genetics as key determinants of the positive height trend. Economics & Human Biology, 15, 81–100.

  • 節約遺伝子仮説とポリネシアの肥満

    • McGarvey, S. T. (1991). Obesity in Samoans and a perspective on its etiology in Polynesians. American Journal of Clinical Nutrition, 53(6 Suppl), 1586S–1594S.

  • 重力・遠心力の影響

    • Smith, D. A. (2018). Variation in gravity with latitude. Physics Education, 53(6).

 

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