- 海外出張
初めての海外出張 韓国2016.09.02
1970-80年代の韓国 私が初めて海外出張した先が韓国の大邱市と釜山でした。 日本は高度成長期で技術革新もアメリカに追いつくまでになっていたころです。 対してこの頃の韓国はまだ発展途上にあり、日本から多くの技術を導入しながら、インフラの整備、基幹産業を立ち上げていた時期です。 したがって、多くの日本の技術者がスーパーバイザーとして韓国に出向いて行った時期でもあります。私もその一人でした。初めての海外出張でした。 目的はプラントを動かす機器のセットアップと立ち上げでした。 それには特殊な測定器が必要で、カバンに入れていたのですが、韓国人の日本人に対するイメージは非常に悪く、カバンの中は隅々までチェックされ、見たことがない測定器を見ると、いろいろと質問をして来ました。 英語もろくにできない自分を励ましながら、韓国当局からの招へい書類を見せ、入国目的と売り物ではないことを証明しなければなりまんでした。 韓国企業では英語と日本語をマスターしないと課長以上の管理職になれないと聞きました。 確かに休み時間になると韓国人は英語と、日本語を必死に勉強していました。 この光景を見て、これは将来、日本は韓国に追いつかれるぞと思ったものです。