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“話せない”は、気のせいではなかった2026.10.16
1. なぜ、日本人は英語が苦手なのか?
世界最大の英語能力調査「EF英語能力指数(EF EPI 2025)」で、日本は123か国・地域中96位(スコア446)。5段階の能力区分で最も低い「非常に低い」に分類されました。この調査は、世界中の受験者約220万人のデータを集計したもので、「日本人の英語力が弱い」は感覚ではなく、客観的なデータとして裏付けられた現実です。

- G7(英語圏を除く)で最下位。BRICS主要国(中国464点など)にもすべて劣後しています。
- 世界平均488点、アジア平均473点——平均にすら届いていないのが、いまの日本の現在地です。
2. 「読める・聞ける」のに、なぜ「話せない」のか?
さらに重要なのが、技能別のデータです。日本のスコアを4技能に分解すると、弱さの正体がはっきり見えてきます。

リーディング454点に対し、スピーキングは393点。61点の谷があります。受験英語で培った知識はあるのに、それを音に出す練習が圧倒的に足りない——構図は、実はとてもシンプルです。
3. あと1,000時間——足りないのは、何の時間?
その「シンプルな構図」を、時間の数字で裏付けてみます。

ここから重要なのは、不足している約1,000時間の中身です。文法の授業時間ではありません。「自分が英語を話す時間」——アウトプットの練習量が不足しています。
4. なぜ日本語話者には時間がかかるのか?——文法の「距離」の問題
なぜ日本語話者には2,000〜3,000時間も必要なのでしょうか。答えのひとつが、日本語と英語の文法的な距離です。
| 観点 | 日本語 | 英語 |
|---|---|---|
| 語順 | 私は手紙を書く(SOV型) | I write a letter(SVO型) |
| 冠詞 | 存在しない | a / the を毎回判断 |
| 単数・複数 | ほぼ区別しない | 形が変化する(letter / letters) |
| 関係を示す仕組み | 助詞(を・に・で) | 前置詞(to・on・in)+語順 |
| 疑問文 | 語尾を変えるだけ | 語順の入れ替え(Do you…?) |
言語間の距離が近い人々(例えばスペイン語話者とイタリア語話者)は、比較的少ない時間で相互理解ができます。しかし日本語と英語は、世界でも最も遠い部類の言語どうしです。だからこそ必要な練習総量が大きくなり、そして遠い言語ほど「文法を知っている」「単語を知っている」という知識だけでは話せるようになりません。
距離が遠い言語を「話せる」状態にするかどうかは、口を使う練習の総量で決まる。——これが、1,000時間というデータの示す結論です。
5. どうすれば、世界の国々の人たちと同等の英語力を身につけられるのか?
あと約1,000時間の不足は、毎日の過ごし方を少し変えるだけでは埋まりません。「話す練習」を仕組みとして確保する、3つの設計が必要です。
原則1:発話時間を「固定」で確保する
やる気や空き時間に頼らず、週の予定として固定します。私たちの実測では、専任講師がつく担任制マンツーマンの出席率は98%。自分で予約する自由予約制のグループクラス(同60%)と比べて、習慣として「設計されている」ことが成果の差になります。
原則2:発話量を最大化するのは、マンツーマン
1コマ50分のグループ授業では、1人が話せる時間は約3分(50分÷15人=当社試算)。一方、25分のマンツーマンなら25分のすべてが発話時間です。同じ学習時間でも、発話量は10倍以上変わります。
原則3:担任制で「続けられる形」にする
語学習得で最も難しいのは、能力ではなく継続性です。予約のたびに講師が変わる方式では、学習習慣は設計できません。専任講師が一人ひとりの現在地(CEFR・英検・発話量)を測り、目標を設定し、毎回の記録で伸びを可視化する——このサイクルを回せるのが担任制です。
私たちのマンツーマン担任制では、6か月でCEFRの水準が1ランク以上向上した割合がほぼ100%、グループクラスとの実測比較ではスコア伸び率2.5倍という結果が出ています(当社個人会員・法人会員の実測値)。
6. まとめ——英語は「学ぶ教科」から、世界とつながる「使う道具」へ
- 日本人のスピーキング力の弱さは、世界的な調査(EF EPI 2025:世界96位・446点)で客観的に確認されている。
- 原因は知識の不足ではない。あと約1,000時間の「話す練習」の不足である。
- 日本語と英語は文法的に最も遠い部類の言語どうし。だから知識の暗記ではなく、アウトプットの総量で決まる。
- 解決策は、発話時間の固定確保 × マンツーマン × 担任制による習慣設計。「英語は机上でテストのために勉強するものではなく、世界とつながり自分を広げるための『実用的な道具』です。必要なのは知識の暗記ではなく、話す習慣の設計です。」
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お問合せ先 → https://world-wingstar.jp/contact
ワールドウィングスター株式会社
2011年設立。企業・教育機関向けの実践型オンライン英語トレーニングを提供。7,000社以上の法人、500校以上の教育機関と接点を持ち、東証プライム上場企業にも導入されています。教育オペレーションの中核として、当社が創設した現地アカデミーELLI(国際運営拠点)を運営し、有資格教師の採用・訓練・評価から品質管理までを一貫して担っています。
参考・出典
- EF English Proficiency Index 2025(EF EPI 2025):https://www.efjapan.co.jp/epi/
- 米国務省 Foreign Service Institute(FSI)外国語難易度分類
- 文部科学省「英語教育実施状況調査」2025年度(学校で学ぶ時間の前提)
- 実測値・試算値は当社プログラムの運営集計(個人会員・法人会員、2011年以降)に基づきます。
※本記事は、学校・教育機関向けにご案内しているプログラムの内容を、一般のお客様・法人のお客様向けに再構成したものです。







